平成27年(2015年)3月、奥の細道千住あらかわサミット開催記念に建立。制作平野千里。 |
元禄2年(1689年)3月27日、松尾芭蕉は、ここ千住の地から奥の細道の旅へと出立しました。 この像は、矢立初めの句を詠む芭蕉の姿を表現したものです。 千じゆと云ふ所にて船をあがれば、前途三千里のおもひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の泪をそゝく。 行く春や鳥啼き魚の目は泪 是を矢立の初として、行く道なをすゝまず。人々は途中に立ちならびて、後かげみゆる迄はと、見送なるべし。
「おくのほそ道」より |
私たちの暮らすまちには、人々が行き交い、芭蕉の想いと四季折々の美しさに導かれ、子規が、一茶が、山頭火がこの地で俳句を詠みました。
「荒川区俳句のまち宣言」より |