正岡子規の句碑
若鮎の二手になりて上りけり
その昔、石神井川は魚の群れる清流であった。 石神井川の清らかな流れの復活を待ち望む板橋区民の願いに応え「若鮎の清流におどる姿」を詠んだ子規の代表作を刻んだ碑をここに建立するものである。
財団法人 板橋区文化振興財団 |
石手川出合渡 若鮎の二手になりて上りけり
『寒山落木』(明治廿五年) |
碧梧桐に宛てた手紙には「若鮎の二手になりて流れけり」と記されていたが、後に「上りけり」と推敲したそうだ。 |
根岸音無川 柳散り菜屑流るゝ小川哉
『寒山落木』(巻三) |
根岸名所ノ内 下駄洗ふ音無川や五月晴
『俳句稿』(明治30年) |