正岡子規の句碑


崖急に梅ことごとく斜めなり

水戸の偕楽園南門近くに子規の句碑があった。


子規の句碑


崖急に梅ことごとく斜めなり

『寒山落木 巻五』(明治二十九年 春)に収録の句。

 正岡子規が偕楽園を訪れたのは、明治22年4月のこと。子規は満21歳で、第一高等中学校の学生であった。

 子規は友人と二人で学友菊池謙二郎を訪ねて水戸へ。3日に徒歩で東京を出発、途中で一部人力車を利用したりして、水戸には5日に着いているそうだ。

 ただし、後年当時を思い出して作ったもので、明治22年の作ではないという説がある。

正岡子規の句碑に戻る