2017年滋 賀

伊吹山〜花巡り〜
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伊吹山ドライブウェイで伊吹山へ。

料金は3,090円。

高いような気もするが、日本百名山に登れるのだから仕方がない。

駐車場に着くと、辺りは霧の中だった。

人が多いのに驚いた。

スカイテラスの左手に芭蕉の句碑があった。


そのままよ月もたのまじ伊吹山

そのまま引き返そうかと思ったが、西登山道を少し登ってみることにした。

沢山の花が雑然と咲いていた。

クガイソウ


山頂付近にルリトラノオが咲くそうだ。

ヤマホタルブクロ


カワラマツバ


初めて見る花である。

シモツケソウ


やがて群生するそうだ。

コオニユリ


クルマユリと区別が難しい。

クルマバナ


花はイブキジャコウソウと似ている。

メタカラコウ


オタカラコウと区別が難しい。

イブキトラノオ


よく見る花である。

ハクサンフウロ


イブキフウロは見当たらなかった。

カワラナデシコ


オオバギボウシ


花の写真を撮っているうちに山頂に着いてしまった。

イブキジャコウソウ


クルマバナと同じシソ科の花である。

日本武尊像


 日本武尊は伊吹山の荒神退治に伊吹山に登るが、途中で白い大きな猪と出会う。この猪が伊吹の荒神だった。

昭和44年(1969年)9月、山口誓子は伊吹山に登っている。

 東に向かって登って行って頂上に達した。

 頂上と書いた標木が立っている。一、三七七メートル。

 日本武尊の像が立っている。その像の頭のてっぺんが伊吹山で一番高いところだ。

 日本武尊がこの山に来られたときの伝説はいろいろである。大蛇となって道に横たわっていた山の神が雲霧を降らし、日本武尊はその毒によって麻酔状態に入られたともいうし、山の神はそこに住む住民の酋長で、日本武尊はその毒矢を受けて毒に中(あた)られたともいう。

 それをもっと近代的に解釈して、日本武尊はマラリヤにかかられ、発病されたのだとする説もある。日本におけるマラリヤ第一号だというのである。

『プレス・サービス』(昭和45年7月)

 伊吹山は『小倉百人一首』の藤原実方朝臣「かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじな燃ゆる思ひを」で知られる山。

そのまま西登山道を下る。

ヒロハシモツケ


キンバイソウ


シナノキンバイと同じキンポウゲ科の花。

キバナノレンリソウ


信長時代の帰化植物だそうだ。

少し霧が晴れて、琵琶湖方面が見えた。


久し振りに沢山の花を見た。

よく見る花でも、名前が分からない花がある。

 菅江真澄が27歳の頃、伊吹山に薬草採集のため登った記録が残っているそうだ。

関ケ原へ。

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