種田山頭火の句碑
湯の町通りぬける春風
湯の町通りぬける春風 |
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なみおとのさくらほろほろ |
種田山頭火が伊東をおとずれたのは、昭和11年(1936年)4月17日。「和田湯」から数軒先の「伊東屋」に3泊しています。 無類の温泉(おゆ)好き山頭火のことゆえ、内湯なき宿所のま近、和田湯にたびたび入浴。 「伊豆は生きるにも死ぬるにもよいところである。伊豆は至るところ花が咲いて湯が湧く、・・・。大地から湧きあがる湯は有難い。」など、自由律のよき句とあわせ、日記にしるしていました。碑文は、そのなかから選んだもの。 碑は、山頭火の来遊を偲び、伊東玖須美区民をはじめ多くのひとびとの志、あいつどい、ゆかりの地に建立されたのです。 |