種田山頭火の句碑
当麻神社の句碑
右側面 | 雪ふるひとりひとりゆく |
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正 面 | いちめんの雪にして大鳥居立つ |
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左側面 | 雪あかりのまぶしくも御飯ふく |
「雪ふるひとりひとりゆく」の出典は『其中日記(二)』。昭和8年(1933年)『層雲』(4月号)に発表の句。『草木塔』(其中一人)に収録。 「いちめんの雪にして大鳥居立つ」は、昭和15年(1940年)の句。 「雪あかりのまぶしくも御飯ふく」は、昭和15年(1940年)『層雲』(5月号)発表の句。 |
種田山頭火は山口県防府の名家に生れたが、44才のとき佛門に入り流離行乞の歩行禅を修し、自由律俳句の荻原井泉水に師事して多くの名吟をのこし、昭和15年59歳で示寂した。今年没後半世紀に方たり山頭火の足跡なきこの北の国にて漂泊の思ひに心を寄せる有志相諮り、雪を詠める3句を刻み遺徳を偲ぶ碑としてこれを當麻神社に奉献する。(撰并書岡島良平)
種田山頭火雪の句顕彰會 |
明治26年、全国19県より400戸の屯田兵が入植し開拓が始められた。 明治29年、旧神社山に社殿を造営、標記三柱の大神を鎮斎。郷土開拓の守護と氏子の平安を記念し、鎮座祭を執行したるに始まる。 明治41年北海道長官より公認神社として認可され社格は「無格社」であった。 大正3年、社殿の大増築、境内整備が行われ「村社」に昇格。 大正13年、開村30周年に当り、さらに社殿の大改築を行う。 昭和3年「郷社」に昇格。 昭和27年、日米講和条約締結を記念し造営奉賛会を結成、柏ケ丘に新社殿を造営、遷座祭の重儀が斎行され今日にいたる。
平成3年6月吉日建之 |