2009年〜埼 玉〜
道の駅「大滝温泉」〜金田一春彦の詩碑〜
一 | 秩父往還 | ぶなの木林 | ||||
石坂(ごうろ)登れば | 雁坂峠 | |||||
甲斐の平野は | 眼下に開け | |||||
富士は大きく | 正面に | |||||
二 | 日本武尊も | 岩根を伝い | ||||
日には十日の | 雁坂峠 | |||||
三峰詣での | 信徒の群も | |||||
繭を葛籠(つづら)の | 女子衆も | |||||
三 | 旅人泣かせの | 八里の道も | ||||
今は昔の | 雁坂トンネル | |||||
大滝の湯から | 川浦の湯へ | |||||
夢の通い路 | 小半時 |
日本武尊(やまとたけるのみこと)は、雁坂峠を越えて甲斐の国に入り、酒折宮に泊まった。蝦夷(えびす)どもを平げながら、常陸の新治(にひばり)や筑波を通りすぎて酒折宮(さかをりのみや)まで来るのに、9夜寝て10日目を迎えたということである。
詳しくは鈴木三重吉『古事記物語』 |