2009年埼 玉

道の駅「大滝温泉」〜金田一春彦の詩碑〜
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菊水寺から国道140号で雁坂峠に向かうと、道の駅「大滝温泉」(HP)がある。


道の駅「大滝温泉」に金田一春彦の詩碑があった。


雁坂峠

秩父往還 ぶなの木林
石坂(ごうろ)登れば 雁坂峠
甲斐の平野は 眼下に開け
富士は大きく 正面に
 
日本武尊も 岩根を伝い
日には十日の 雁坂峠
三峰詣での 信徒の群も
繭を葛籠(つづら)の 女子衆も
 
旅人泣かせの 八里の道も
今は昔の 雁坂トンネル
大滝の湯から 川浦の湯へ
夢の通い路 小半時

金田一春彦

 日本武尊(やまとたけるのみこと)は、雁坂峠を越えて甲斐の国に入り、酒折宮に泊まった。蝦夷(えびす)どもを平げながら、常陸の新治(にひばり)や筑波を通りすぎて酒折宮(さかをりのみや)まで来るのに、9夜寝て10日目を迎えたということである。

詳しくは鈴木三重吉『古事記物語』

道の駅「大滝温泉」から荒川の源流を見下ろす。


道の駅「みとみ」にも金田一春彦の詩碑がある。

西沢渓谷へ。

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