「へうへうとして水を味ふ」は「昭和二年三年、或は山陽道、或は山陰道、或は四国九州をあてもなくさまよふ。」とある中の3句目。
「いつしか明けてゐる茶の花」は「其中一人」とある中の句。
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昭和7年(1932年)9月20日、山頭火は故郷の其中庵に移り住んだ。

鉄鉢の中も霰
出典は『行乞記(二)』。
昭和7年(1932年)1月8日、福岡県遠賀郡芦屋町で詠まれた句。

春風の鉢の子一つ
出典は『其中日記(二)』。
昭和8年(1933年)3月19日、山口市小郡町で詠まれた句。

うれしいこともかなしいことも草しげる
出典は『其中日記(六)』。
昭和9年(1934年)7月1日、小郡(現山口市)の其中庵で詠まれた句。

空へ若竹のなやみなし
出典は『其中日記(八)』。『草木塔』に「雑草風景」とある中の句。
昭和10年(1935年)5月1日、小郡の「其中庵」で詠まれた句。

水あり水を飲むうらら
出典は不明。
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