昔の温泉

湯沢温泉「雪国の宿高半」
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関越自動車道月夜野ICから国道17号(三国街道)に入る。


湯宿温泉がある。

国道17号(三国街道)を右折して、水上温泉に向かう。

途中に川古温泉「浜屋旅館」がある。


四方を山に囲まれた静かな所だ。

近くに「広河原温泉旅館峰」がある。


浜屋の先代に当たるおばあちゃんが切り盛りするそうだ。

国道17号(三国街道)に戻り、三国峠を越えて、湯沢温泉へ。


「新橋」で、お蕎麦を食べる。


ここで、お蕎麦を食べると、お酒が飲みたくなる。

雪国の宿高半」(HP)がある。


昭和6年(1931年)、上越線清水トンネル開通

 昭和7年(1932年)5月11日、与謝野晶子・鉄幹湯原温泉から清水峠を越え、湯沢温泉「高半旅館」に泊まっている。

高半の奥の二階のすみの間に雪の山見て越の夜となる

夜の膳のあけびの若き蔓噛めば霧の香ひす越の湯の宿

「山のしづく」

 「高半」は川端康成が昭和9年から3年間宿泊し、小説『雪国』を執筆した宿である。

国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国であった。

川端康成が宿泊した部屋


 昭和14年(1939年)11月、北原白秋は「高半旅館」に泊まっている。

   湯沢の宿

山国はすでに雪待つ外がまへ簾垂りたり戸ごと鎖しつつ

冬の宿屋内(しゆくぬち)暗きに人居りて木蓼(またたび)(は)むかひそと木蓼

(とと)が曳く柴積み車子が乗りてその頬かぶり寒がり行きぬ

『黒檜』

外に桐の花が咲いていた。


桐の花が間近に見えるのは珍しい。

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