これまでの温泉
湯河原温泉「若松ゆがわら石亭」
泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸泉・塩化物温泉(旧泉質名:含食塩−石膏泉)低張性弱アルカリ性高温泉。泉温は52.2℃。pH8.0。 |
昭和7年(1932年)1月2日、与謝野晶子は有賀氏の山荘「真珠荘」を訪れる。翌日、湯河原温泉「高杉別館」に泊まる。 |
山莊の若き夫人の櫛笥(くしげ)にもあるべかりける伊豆の初島 山莊は使ふ水のみ僧坊のつめたさにして冬をあまさず 大島のごとけぶり立つ山上の眞珠の庵(いほ)の雜煮のもちひ 吉濱の彎と向ひて大しまの三原の山はゆるくかたむく 山窪むところにあまた灯のありて川の音する温泉に著く 湯河原が張る灯の幕の上にあり奥の箱根の夜の山の尖(さき)
「草と月光」 |