日暮れむとする頃、西山温泉にたどりつく。北湯川、南湯川と合して湯川となり、早川に合せむとして、なほ一町ばかり余す処、橋あつて架る。目、渓流を追うて峭壁を見上ぐれば、下に一楼、上に一楼、下なるを古湯と云ひ、上なるを新湯といふ。世にも奇抜なる温泉哉。仙宮にやとも思はれ、南画を目のあたり見る心地もしたり。一行におくれて、余ひとり見物す。く
「七面山より駒ケ嶽へ」(夜の山路) |
「慶雲館(HP)」は日本の宿を守る会の宿。

宿泊料は23,000円から。ただし、夏期謝恩特別割引企画の平日特別割引で20,000円から。 |
日帰り入浴は1,000円。
泊まり客と思われる人が入っていたが、泊まり客の入浴時間は短い。一人になったところで写真を撮った。
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展望大浴場「桧香の湯」

大きなガラス窓の向こうに木々の緑が広がる。
泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩(アルカリ性低張性高温泉)。PH9.35。
女性用展望大浴場は「石風の湯」。
渓流野天風呂「白鳳の湯」

温泉分析表には含塩化土類芒硝泉と書いてあった。湧出量は毎分60リットル。泉温45℃、PH9.0。
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4種類の自然湧出源泉があるのだそうだ。
女性用は展望野天風呂「望渓の湯」
大浴場も野天風呂も時間によって男女が入れ替わる。さらに貸切野天風呂「川音」、「瀬音」があり、泊まり客は6種のお風呂を楽しめる。
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日帰り入浴には遠い。
修善寺温泉へ。
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