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長良川温泉「十八楼」
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9年前に訪れた長良川温泉「十八楼」に、今日は泊まることにした。

万延元年(1860年)、旅館「山本屋」を「十八楼」に改名。

芭蕉の俳文「鵜舟」


芭蕉の句の掛け軸があった。


面白うてやかて悲しき鵜舟かな

長良川の鵜匠の正式名称は、「宮内庁式部職鵜匠」。男性のみの世襲制。

ロビーの「十八楼の記」


部屋の窓から見た長良川


昭和13年(1938年)、富安風生は「十八楼」に泊まっている。

   岐阜十八楼

川風のこの涼しさに人むかし

『松籟』

大浴場「川の瀬」


早めに着いたので、まだ誰も入っていなかった。

温泉ではない。

「蔵の湯」


源泉名は三田洞泉。湧出量は毎分240リットル。

泉質は単純鉄冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)。pH6.5。泉温は16.3℃。

湯上りに生ビールのサービスがあった。

 昭和37年(1962年)9月20日、星野立子は岐阜のライオンズクラブの招きで十八楼へ。

 九月二十日 姉と二人で岐阜へ。小田原からつる女も参加。岐阜
のライオンズクラブの御招きである。長良川の端の十八楼という宿
に着き、鵜飼への用意。遠く四国から又北陸からの参加者もみんな
私の俳句の友達であったし、初対面の人も多かった。木村木仏氏の
お肝煎りでこのように大勢が会したことはうれしい。

何となき夕焼あかり鵜舟中

鵜舟まづ数多の舟に夕べ来ぬ

宵闇となりゆく山の滝音に


夕食前に川原町を歩いてみた。


秋は日が暮れるのが早い。

岐阜城がライトアップされていた。


夕食はお部屋で。

夜の大浴場「川の瀬」


夜の「蔵の湯」


朝食はバイキング。

十八楼六代目伊藤久子の歌碑


長良川瀬波に日ざしかゞやきて春のことぶきなべてやさしき

平成26年(2014年)11月、八代目伊藤善男建立。

朝食前に川原町を歩いてみる。

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