これまでの温泉

由布院温泉「山のホテル夢想園」
indexにもどる

今日は、朝から雨模様。

由布院温泉山のホテル夢想園」(HP)のお風呂に入ることにする。

日帰り入浴の受付は10時から。料金は900円。

露天風呂「御夢想の湯」。


朝から入っている人はいなかった。



源泉名は御夢想温泉(混合湯)。

泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)。泉温は62.5℃。

昭和5年(1930年)11月12日、山頭火は由布院を訪れている。



……四方なだらかな山に囲まれて、そして一方はもくもくともりあがつた由布岳

   所謂、豊後富士である

高原らしい空気がたゞようてゐる、由布岳はいい山だ、おごそかさとしたしさとを持つてゐる

中腹から上は枯草、絶頂は雪

   登りたいなあと思ふ

こゝは由布院中の由布院ともいふべく、湯はあふれてゐるし、由布岳は親しく見おろしてゐる

……とにかく清遊地としては好適であることを疑はない。山色夕陽時といふ、私は今日幸にして、落日をまともに浴びた由布岳を観たことは、ほんたうにうれしい

この宿は評判だけあつて、気安くて、深切で、安くて、よろしい、殊に、ぶくぶく湧きでる内湯は勿体ないほどよろしかつた

 寝たいだけ寝たからだ湯に伸ばす

   昭和五年十一月十二日の日記より

 旅に生き、酒に生き、句作に生き、一宿一飯、町から村、村から町へ、一鉢の施しを乞うて旅をした僧侶であり、放浪の俳人であった山頭火が湯布院を訪れた時。

雨で由布岳はよく見えなかった。

B-speakでPロールを購入した。

雨の平日なのに、朝から客が来ていた。

これまでの温泉に戻る