明治12年(1879年)、草薙温泉開湯。現在の国道47号を開削した時に湧出した温泉である。 |
歌人若山牧水宿泊の宿 大正7年7月 |
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最上川岸の山群むきむきに雲籠るなかを濁り流るゝ |
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中高にうねり流るゝ出水河最上の空は秋くもりせり |
大正6年(1917年)8月6日、若山牧水は秋田から東京に帰る途中、新庄から酒田に向かう汽車の中で詠んだ歌である。 大正7年(1918年)7月発行の若山牧水第11歌集『さびしき樹木』に収録されている。 |
私は草薙に上陸し、臨江亭から最上川を見つづけた。流れは実に早かった。 草薙の河畔にも子規の句碑がある。 朝霧や四十八瀧下り船 「はて知らずの記」に載っている。
『句碑をたずねて』(奥の細道) |