昔の温泉

岩室温泉「高志の宿高島屋」

indexにもどる

 越後湯沢を除くと、新潟にはこれといった温泉がない。岩室温泉がいいと聞いたが、高志の宿高島屋(HP)」は料金が2名1室で20,000円から。温泉は宿が違えば印象も違う。

 躊躇していると、近畿日本ツーリストのEクーポンで15,000円(サービス料込)で泊まれることがわかった。

早速Eメールで予約する。

まっすぐ岩室温泉に行っては早すぎる。

 関越自動車道の関越トンネルを抜けて、小千谷ICから国道291号で柏崎へ。柏崎から国道352号で日本海に沿って北上する。出雲崎で国道402号に入り、日本海をさらに北上。弥彦山を過ぎて右折し、県道55号に入る。


岩室温泉がある。日本海側から行く人は少ないせいか、標識はあまりない。

 「高島屋」は北国街道岩室宿の庄屋。正徳3年(1713年)江戸幕府から温泉として公認された記録が残っているそうだ。

 「高志の宿高島屋」は昭和25年創業。戦後、農地失って旅館を始めたそうだ。250年前の庄屋屋敷をそのまま利用している。客室数はわずか24室。

 古代檜の「翁の湯」と古代檜風呂・石風呂・露天の五右衛門風呂の3つの浴槽からなる「竹生の湯」があり、男女入替制になっている。

古代檜の「翁の湯」


少し早めに着いたので、まだ誰もお風呂に入っていなかった。

浴槽とその周りには木片をタイルのように敷き詰めてある。

露天風呂はない。

 泉質は含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物温泉(弱アルカリ性高張性高温泉)。

「竹生の湯」


朝はカメラのレンズが曇る。

浴槽が古代檜風呂と石風呂に分かれている。

五右衛門風呂は珍しい。

朝食は明治天皇御小休所で。明治11年当時のままの姿をとどめているらしい。

 帰りには車まで荷物を持ってくれる。宿の写真を撮りたかったが、車に乗らなくてはいけなくなった。

車の姿が見えなくなるまで見送っている。ぐずぐずしてはいられない。

急いで弥彦神社に行く。

昔の温泉に戻る