むかし、吉備の国に温羅(うら)という鬼がおった。それを退治しに来たのが吉備津彦命(桃太郎)じゃ。戦いがはじまると吉備津彦命は矢をはなち、温羅は岩を投げ返したんじゃ。その矢と岩が当たっては落ち、当たっては落ち、勝負はなかなかつかんかった。そこで吉備津彦命は一度に2本の矢をはなったんじゃと。そうすると1本は温羅の投げる岩に当たって落ちたんじゃが、残る1本が見事に温羅の目に命中したんじゃ。温羅は目から流れ出た血潮で真っ赤になった川を鯉に変身して逃げようとしたんじゃが、鵜に変身した吉備津彦命に退治されてしもうたんじゃと。これが「桃太郎伝説」の始まりじゃ。 |
昭和35年(1960年)、岡山青年会議所が桃太郎像を寄贈、岡山駅前に設置された。岡本錦朋作。 |
昭和46年(1971年)5月、岡山西ロータリークラブ10周年記念に2代目桃太郎像寄贈。初代は駅2階のコンコースへ移動。 昭和47年(1972年)3月15日、山陽新幹線岡山新大阪〜岡山間開業。 |