長岡市旭町の柿川緑道に井上井月と種田山頭火の句碑があるというので、行ってみた。 |
井上井月は長岡藩出身といわれており、長岡市には6基の井月句碑があるそうだが、他の句碑はいずれもたやすく行ける所ではない。 |
裏面は見えないが「長岡の俳友小林銀汀氏宅の二階より若葉ふりそそぐ隣接の互尊文庫を眺めてつくる 昭和11年5月31日作 山頭火短冊による」と覚書が記されているそうだ。 |
早く眼は覚めたけれど家人の迷惑を考へて、床の中でぼんやりしてゐる。 二階の別室に閉ぢ籠つて身辺整理。 信濃川産の生鮭はおいしかつた、生れて初めて知つた鮭の味である。 若葉にふりそゝぐ雨の音はよい、隣は図書館、裏は武徳殿、あたりはしづかである。 虹果君来訪、おもしろい人である。 銀汀君と仕事の合間には話す、なつかしい人だ、よきパパであるらしい。 |