朱雀院のならにおはしましたりける時に、たむけ山 にてよみける |
このたびはぬさもとりあへずたむけ山紅葉の錦神のまにまに |
この手向八幡宮は、奈良時代聖武天皇が大仏の造営をされたとき、これに協力のため、天平感宝元年(749年)に宇佐から八幡宮を迎え、大仏殿の近く鏡池(八幡池)の東側に鎮座したのに始まる。そして以後、東大寺を鎮守したのである。 鎌倉時代の建長2年(1250年)に北条時頼によって現在地に遷座した。 |
秋萩の散りのまがひに |
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呼び立て |
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鳴くなる鹿の |
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聲の遥けさ |
大正13年(1924年)、生駒郡北倭村(現生駒市)生れ。 |
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昭和23年(1948年)より奈良市に在住。 |
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平成18年(2006年)4月、朱雀俳句会社中有志建立。 |
奈良手向山八幡 手向山障子はりかへられにけり
『あなたこなた』 |