うらうらに |
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照れる春日にひばり |
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あがり情悲 |
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しもひとりし |
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おもへば |
高き屋に |
のほりて見れは |
煙立つ民の竈ハ |
にきはひにけり |
みかどの御製は、大鷦鷯の天皇のたかみくらにのぼらせ給ひて、遥にながめやらせ給ひてよませ給へる御製 高き屋にのぼりて見れば煙たつ民のかまどもにぎはひにけり 是はみやこうつりのはじめにたかみくらにのぼらせ給ひて、民のすみかを御覧じよませ給へる歌なり。かまどなどは歌によまむにはいやしき詞なれど、かくよみおかれぬればはゞかりなし。 |
藤原時平の歌に「高殿に上りて見れば天の下四方に開りて今ぞ富みぬる」がある。 |
奈良、氷室神社 二句 打ち重ね打ち重ねたる浮葉かな 円座つみ重ねてありし暮春かな
『芹』 |