2006年長 野

俳諧寺一茶堂〜小丸山公園〜
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 信濃町柏原小丸山公園の一茶のふるさと信濃町一茶記念館の裏に俳諧寺一茶堂がある。

俳諧寺一茶堂


建立明治43年

 堂内天井には一茶を訪ぬる天下の名士、文人、俳士、多数の俳句筆跡が止めてあります。

財団法人一茶保存会

 大正2年(1913年)10月5日、高浜虚子は俳諧寺を訪れている。

      十月五日

露香、楓村、雨村三君と共に柏原に一茶の遺跡を弔し、野尻湖を見る。

「北陸旅行の日と人」

此秋風のもて来る雪を思ひけり

   大正二年十月五日 雨村、水巴と共に。信州柏原俳諧寺の
   縁に立ちて。


堂内天井


 昭和9年(1934年)8月、与謝野晶子は俳諧寺を訪れ歌を詠んでいる。

俳諧寺文人たちの落がきを見ぬやうに坐す一茶の像は

「山上の気」

一茶堂の横に一茶像。


 平成2年(1990年)11月19日、ふるさと創生一億円の事業の一環で建立。植木力制作。

一茶像の脇に一茶の句碑があった。


初夢に故郷を見て涙かな

出典は『寛政句帖』。一茶31歳の時の句である。

当時一茶は西国へ俳諧行脚の旅をしていた。

小丸山公園にはもう1つ一茶の句碑がある。

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