斎藤茂吉の歌碑～上床公園

斎藤茂吉の歌碑

ひむがしの空にあきらけき高千穂の

　　　峰に直向ふみささぎぞこれ

上床公園

霧島市溝辺町麓に上床公園がある。

上床公園に斎藤茂吉の歌碑があった。

　ひむがしの空にあきらけき

高千穂の峰に直向ふ

　　　　みささぎぞこれ

碑　陰

　碑表は、歌人斎藤茂吉が昭和１４年１０月６日髙屋山上陵を来訪、その折の詠歌８首の中より選定したものである。これを後世に伝え文化文芸振興の一助となすべく、広く町内外の浄財を仰ぎ本会設立１０周年を記念してこの歌碑を建立する。

　高屋山上陵（タカヤノヤマノエノミササギ）はアマツヒダカヒコホホデミノミコトの陵墓。ニニギノミコトの皇子で、山幸彦のこと。

　　　髙屋山上陵

　　　　　　彦火火出見尊の御陵にて鹿兒島縣姶良郡溝邊村大字麓字菅の口
　　　　　　にあり。古事記上巻云、「御陵者即在二其高千穂山之西一也」云々

ひむがしの空にあきらけき高千穂の峰に直（ただ）向ふみささぎぞこれ

『のぼり路』

　昭和６２年（１９８７年）３月１日、溝辺町文化協会設立１０周年を記念して建立。

斎藤茂吉記念館によれば、８５番目の茂吉歌碑である。

「文化文芸振興の一助」となったのだろうか。

　平成１７年（２００５年）１１月７日、溝辺町は国分市および姶良郡内５町と合併して霧島市となった。