斎藤茂吉の歌碑
肥前なる唐津の濱にやどりして |
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唖のごとくに明け暮れむとす |
大正9年(1920年)8月30日、茂吉は長崎から唐津に着き木村屋旅館に投宿。 |
唐津濱 八月三十日。午前八時十五分長崎發、午後一時三十五分久保田發、 午後三時十五分唐津著、木村屋旅館投宿。高谷寛共に行きぬ 五日あまり物をいはなく鉛筆をもちて書きつつ旅行くわれは 肥前なる唐津の濱にやどりして唖のごとくに明け暮れむとす |
城址にのぼり來りて蹲(しやが)むとき石垣にてる月のかげの明るさ |
平成6年(1994年)10月、「木村旅館」は創業100年目に「渚館きむら」となった。 |