2016年宮 崎

坪谷小学校〜若山牧水〜

日向市東郷町坪谷の国道446号沿いに日向市立坪谷小学校(HP)がある。


坪谷小学校


若山牧水の母校である。

学校は小さなもので同級生も男女合せて二十人位、その中で先生は成績優秀な模範児童であった。

昭和40年9月5日発行『東郷村報』(牧水記念号)

玄関正面に牧水の歌碑があった。


幼き日ふるさとの山にむつみたる細渓川の忘られぬかも

大正6年(1917年)に詠まれた歌。

   いろいろと考ふるに心に浮ぶは故郷の渓間なり

幼き日ふるさとの山に睦みたる細渓川の忘られぬかも

『溪谷集』

昭和46年(1971年)3月26日、建立。

全国で61番目の牧水碑である。

 牧水の母校坪谷小学校のわきに立つ小さいセメントの碑を歌碑の中に数えることには異論があるかも知れないが、非常に特殊なものとして私は敢てこれを加えたい。

 牧水は一家が隣村西郷村田代に移っていた時にそこの小学校に入ったが、秋には坪谷に帰り、明治二十九年春坪谷尋常小学校を卒業した。この碑は遥か後輩に当る昭和四十五年度の卒業生たちの建てたものだが、最初から牧水歌碑として計画されたのではなく、平沢という若い教師が初めて担任した卒業生を送り出す感激から生徒たちと記念に作った魚の形の像に千坂という校長が歌を書き、教師と生徒たちが彫刻刀を使ってそれを彫りあげたものである。

『牧水歌碑めぐり』(大悟法利雄著)

現在、全校生徒18名。

 明治9年(1876年)、昌福寺本堂に坪谷尋常小学校開校。

 明治18年(1885年)、若山牧水は現在の日向市東郷町坪谷に生まれる。

 明治29年(1896年)3月、牧水は坪谷尋常小学校を卒業。

 明治32年(1899年)4月、牧水は県立延岡中学校(現延岡高等学校)に入学。

運動場の南西に牧水ヶ丘がある。


牧水ヶ丘に牧水の歌碑があった。


ほととぎす鳴くよと母に起こされてすがる小窓の草月夜かな

出典は『新声』(明治38年10月1日号)。歌集未収録の歌である。

昭和60年(1985年)10月24日、坪谷小歌碑建設委員会建立。旅人書。

歌碑建立の記

若山牧水生誕(明治18年8月24日)100年にあたり、その遺徳を永く讃え校区民卒業生徒、職員有志により、歌碑および牧水ヶ丘を建設する。

 『若山牧水歌碑インデックス』(榎本尚美、榎本篁子著)によれば、全国で130番目の牧水碑である。

昌福寺へ。

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