黄泉の国から戻ったイザナギノミコトは、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊ぎ祓いを行い、左目を洗うと、アマテラスオオミカミが生まれた。アマテラスは、イザナギから告げられて、天上の神々の世界、高天原を治める太陽神となるが、その弟の荒ぶる神・スサノオノミコトの乱暴なふるまいにおびえ、天岩屋の戸を開いて、中に閉じこもってしまった。このため、高天原は闇に閉ざされ、あらゆる禍が起こるようになってしまったという。 |
俳聖松尾芭蕉の句集「炭俵」の中の、なじみ深い句で、まさに、高千穂地方早春の光景そのものです。 建立されたのは、安政2年(1855年)8月で、揮毫は、延岡に寄留した江戸の俳人得々庵魚竹です。 当時、大勢の門人たちが、この神苑で句会を催したのを記念して建てたものです。左手に、今は風化した36句の門弟たちの副碑「幽香碑」が、その面影を残しています。
文 碓井哲也 |
天照皇大神が天岩戸からお出ましになられた後、最初にお住まいになられた場所を御祀りしている神社だそうだ。 |