当山は藩祖正宗公の菩提寺として寛永14年(1637年)二代忠宗公によって創建された御一門格寺院である。御本尊は釈迦、文殊、普賢の三体で平泉毛越寺より遷したもの、梵鐘は寛永14年忠宗公の寄進によるもので県指定の文化財である。 本堂前の冠木門は三代綱宗公側室椙原お品邸にあったもので、俗に高尾門といわれている。 栄西堂は臨済宗の宗祖であり、又日本に初めてお茶を伝えた、栄西禅師の御像を安置したもので、人間国宝、香取正彦氏の作である。 茶室瑞新軒は十四代淡々斉好裏千家又隠席写、二畳台目の二席。 花塚は、本源流の奥儀を示す石の組かたで、仙台の詩人土井晩翠の詩が記されている、その他伊達安芸の献灯、先代萩の亀千代、政岡、千松の像などがあり境内には多数の花木があります。 |
鐘楼は昭和3年今上陛下即位記念に建立したもの。本堂玄関前の梵鐘は寛永14年(1637年)二代忠宗公が工匠早坂弥兵工に命じて鋳造したもので、清岳和尚の銘あり、重要文化財。新梵鐘は昭和50年11月正宗公再埋葬記念として鋳造。 |
本源流武田朴陽及び其の門人の門下生のたてた花の供養碑、石の組方は同流の古法に基き花塚の二大字斎藤実書、裏面の詩は土井晩翠書(昨日は青磁に姿をこらし、今日は紅塵に骸を交う、色は即ち空、空は即ち色、其の香を忍び其跡を留め、茲に据う一基の花塚、芳魂静に中に眠りて、山河国土もろともに仏とならむ、時を待てかし) 晩翠 |