明治35年(1960年)5月28日、石川啄木が盛岡中学5年生の修学旅行で石巻を訪れ、長浜海岸を詠んだ2首中の1首。 |
われらひとしく丘に立ち | ||||
青ぐろくしてぶちうてる | ||||
あやしきもののひろがりを | ||||
東はてなくのぞみけり | ||||
そは巨いなる塩の水 | ||||
海とはおのもさとれども | ||||
伝へてきゝしそのものと | ||||
あまりにたがふこゝちして | ||||
たゞうつゝなるうすれ日に | ||||
そのわだつみの潮騒えの | ||||
うろこの國の波がしら | ||||
きほひ寄するをのぞみゐたりき |
明治45年(1912年)5月27日、宮沢賢治は中学校4年の修学旅行で北上川を川蒸気で下り、石巻の日和山から生まれて初めて海を見た。 |
昭和6年(1931年)11月13日、斎藤茂吉の長兄守谷広吉が亡くなる。茂吉は葬儀に参列した後、鳴子、中尊寺、石巻、塩釜、松嶋、仙台を巡っている。茂吉が石巻を訪れたのは、この時だけだそうだ。 |
昭和48年(1973年)7月25日、新田次郎は『アラスカ物語』取材のため石巻を訪問している。石巻は『アラスカ物語』の主人公・フランク安田こと安田恭輔の故郷だそうだ。 |