2021年京 都

板列八幡神社〜落合直文〜
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与謝野町男山の高台に板列(いたなみ)八幡神社がある。

式内板列八幡神社


延喜式内社である。

参道の石段


 文久元年(1861年)、落合直文は陸奥国本吉郡(宮城県気仙沼市)に生まれる。

 明治26年(1893年)、直文は「浅香社」を結成。板列八幡神社宮司の毛呂清春が「浅香社」入門。

 明治32年(1899年)9月3日、直文は毛呂清春の招きで板列八幡神社に山拝。

 明治36年(1903年)、直文没。

石段は右へ。


 昭和5年(1930年)5月21日、与謝野寛・晶子夫妻は岩滝小学校で講演。板列八幡神社を訪れた。

参道途中の境内社


石段は左へ。

板列八幡神社拝殿


祭神は誉田別命(応神天皇)と息長足姫命(神功皇后)。

与謝野寛・晶子夫妻と落合直文の3人の歌を刻んだ歌碑がある。


ふるさとのわが松島に比べ見む朝霧晴れよ天の橋立
  直文

御柱(みはしら)にわが師の御名(みな)の残るにもぬかづき申す岩滝の宮
  寛

海の気と山の雫の石濡(ぬ)るゝ八幡(やわた)の神の与謝の御社
  晶子

昭和35年(1960年)4月、建立。

阿蘇海を見下ろす。


天橋立が横たわっている。

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