2021年京 都

「天橋立ホテル」〜小式部内侍の歌碑〜
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宮津市文珠の京都府道2号宮津養父線沿いに「天橋立ホテル」(HP)がある。

部屋の窓から天橋立が見える。


昭和8年(1933年)2月、吉井勇は天の橋立を訪れた。

大江山生野のあたり雪ふり見つつ妹をし偲べとふごと

ひさかたの天の橋立ここに來てあはれとぞ思ふ小式部の歌

『人間經』

露天風呂


日帰り入浴は平日1,000円。土日祝は1,200円。

源泉名は天橋立温泉。

泉質は含弱放射能・鉄(V)ナトリウム−塩化物泉(等張性中性低温泉)だそうだ。

天橋立駅前に小式部内侍の歌碑があった。


  大江山
いくのゝ道の
   遠ければ
 まだふみも見ず
   天の橋立

小式部内侍は和泉式部の娘。

『金葉和歌集』収録の歌。『小倉百人一首』で知られる。

   大江山生野のさとの遠ければふみもまだ見ず天の橋立

是は小式部の内侍と云へる人の歌なり。ことのおこりは小式部の内侍は和泉式部がむすめなり。親の式部が、保昌がめにてに丹後にくだりたりける程に、都に歌合の有りけるに小式部の内侍歌よみにとられてよみける程に、四條中納言定頼といへるは、四條大納言公任の子なり。其人のたはぶれて、小式部の内侍の有りけるに、丹後へつかはしけむ人は歸りまうできにけむや、いかに心もとなくおぼすらむとねたがらせ申しかけて立ちければ、内侍御簾よりなから出でゝわづかに直衣の袖をひかへて、この歌をよみかけゝれば、いかにかゝるやうやはあるとて、ついゐて此歌のかへしせむとて暫しは思ひけれど、え思ひえざりければ、ひきはりにげにけり。是を思へば、心とくよめるもめでたし。


 昭和47年(1972年)10月、国鉄百年記念に天橋立観光協会文珠支部建立。

 昭和62年(1987年)4月1日、国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。

 平成2年(1990年)4月1日、北近畿タンゴ鉄道の駅となる。

 平成27年(2015年)4月1日、京都丹後鉄道の駅となる。

京都丹後鉄道天橋立駅はしだて2号。


福知山城


京都へ。

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