虚子の句碑
虚子独り銀河と共に西に行
虚子独り銀河と共に西に行く | 虚子 |
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この潮騒は念佛の声 | 柏翠 |
遠く親鸞聖人中世眞教上人及び總門信徒の法要を勤修するに當り、この大遠忌を奉讃すると共に、高濱虚子先生並びに有縁の物故俳人諸氏を追善し、永く念佛の道場たる聖地たらんことを希ひ、これを建立し二十七世常盤井昌了師に託す。 昭和六十三年春 伊藤柏翠 |
銀河中天老の血からをそれに得つ 銀河西へ人は東へ流れ星 虚子一人銀河と共に西へ行 西方の浄土は銀河落るところ 昭和二十四年七月二十三日 夜十二時、蚊帳を出て雨戸を開け、銀河の空 に対す。 |
「夜十二時、蚊帳を出て雨戸を開け、銀河の空に対す」と書かれ、十餘句ある。「銀河西へ人は東へ流れ星」「虚子一人銀河と共に西へ行く」「寢靜まり銀河流るゝ音ばかり」等がある。
『虚子一日一句』(星野立子編) |