寺伝によれば、ここから北に約3.5kmのところにある高岡神社(通称五社さん)の別当寺であった福円満寺が前身。 16世紀になり、自社を再建する際に福円満寺の法灯と別当の役目を、この地にあった岩本寺(当時は岩本坊)に移して再建したといわれています。 藤井山五智院と号し、現在の本尊は不動明王、観音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩。弘法大師にまつわる「岩本寺の七不思議」という7つの逸話が言い伝えられています。本堂の天井には、プロ、アマチュアを問わず、全国の方々から奉納されて575枚の板絵が飾られ、また、清流殿の天井には沈下橋が架かる四万十川の天井絵が描かれ、それぞれ岩本寺の見どころの一つとなっています。
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