2008年
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神奈川
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愛宕山公園
〜鉄幹・晶子夫妻の歌碑〜
横須賀市西浦賀1丁目に愛宕山公園がある。
石段を登り、浦賀港を見下ろす。
愛宕山公園から浦賀港を望む。
山頂に中島三郎助招魂碑があった。
横須賀市子弟市民文化資産
中島三郎助招魂碑
明治24年(1891年)に彼を追慕する浦賀の有志によって建てられたもので、当時の外務大臣
榎本武揚
の筆である。愛宕山公園は、この碑の建立の際に整備された。
中島三郎助はペリーの
浦賀
来港の際に交渉にあたった浦賀奉行所の与力である。
与謝野鉄幹・晶子
夫妻の歌碑があった。
黒船を怖れし世などなきごとし浦賀に見るはすべて黒船
寛
春寒し造船所こそ悲しけれ浦賀の町に黒き鞘懸く
晶子
与謝野寛の歌は
『与謝野寛遺稿歌集』
に収録。晶子の歌は
『白桜集』
に収録。
昭和10年(1935年)3月3日、与謝野寛・晶子夫妻が同人たちとともに
観音崎
、浦賀、久里浜を吟行した折に詠んだ歌である。
同年3月26日、与謝野寛は肺炎で没した。
昭和59年(1984年)11月3日、歌碑建立。
浦賀の渡し
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