「しぐるるや」は昭和4年(1929年)『層雲』(5月号)発表の句。『草木塔』(鉢の子)に収録。
「うしろ姿の」は『行乞記(二)』に「自嘲」とある。昭和6年(1931年)12月、熊本県から福岡県に抜けてから詠まれた句。
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平成7年(1995年)12月3日、建立。
以下、特に名前がなければ、山頭火の句碑である。

行乞途上
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秋ふかみゆく笈もぴったり身について
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昭和14年(1939年)10月25日、26日の句。
平成6年(1994年)4月、建立。

蛙になりきつてとぶ
昭和15年(1940年)9月15日の句。
平成19年(2007年)3月24日、本木信夫建立。砂井斗志男揮毫。
高浜虚子の句碑

琴瑟に仏法僧も相和して
河東碧梧桐の句碑

名残の土筆摘む松三本のよりて立つ影
『三昧』に収録。大正14年(1925年)の句。

まことお彼岸入りの彼岸花
出典は『行乞記 広島・尾道』。
昭和8年(1933年)9月20日の句。
『草木塔』(山行水行)に収録。
平成13年(2001年)10月1日、本木信夫建立。砂井斗志男揮毫。

草が咲くかまどのてふてふ
出典は不明。
『草木塔』(孤寒)に草は咲くかまゝのてふてふがある。
平成9年(1997年)5月10日、本木信夫建立。

もう一杯の柄杓どの
昭和9年(1934年)2月28日に詠まれた句。
『其中日記(五)』に「もう一杯、柄杓どの(酔ざめに)」とある。
平成18年(2006年)6月14日、大木信夫建立。砂井斗志男揮毫。

歩々到着
『春菜』層雲250号記念集(昭和7年5月刊)による。
平成7年(1995年)1月30日、多田莖男建立。
