2020年香 川

琴陵宥常銅像〜石槫千亦の歌碑〜

金刀比羅宮大門手前の右側に琴陵宥常(ことおかひろつね)銅像があった。



明治維新後の近代日本の黎明期に、金毘羅大権現を金刀比羅宮と改め、御本宮の再営や琴平山博覧会を開催し、晩年には海の信仰をつかさどる金刀比羅宮宮司として日本水難救助会を創設するなど、強固な信念で今日の金刀比羅宮の礎を築いた宮司である。

左手に石槫千亦(いしぐれちまた)の歌碑があった。


船をくたき
     人の
命とる海にむかひ
をたけひし君か
     声の大きさ

石槫千亦は本名辻五郎。旧姓横井。佐佐木信綱の門人。帝国水難救済会の常務理事。

昭和17年(1942年)8月22日、74歳で死去。

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