咲きミちて |
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こぼるゝ花も |
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なかりけり |
咲き滿ちてこぼるゝ花もなかりけり 四月八日。潮干句會。鎌倉稲村ヶ崎、堀内別墅。會後妙本寺、光明 寺の花御堂を見る。會者、秋櫻子、素十、みづほ、風生、花蓑、た かし、手古奈等二十五名。 |
高濱年尾先生の古稀を祝しホトトギス九百號を記念して香川縣並びに近隣の俳人に依り是れを建立す 昭和四十七年二月合田丁字路 謹書 |
明治39年(1906年)10月29日、合田丁字路は香川県に生まれる。本名は久男。 昭和21年(1946年)、俳誌「紫苑(※草冠+「宛」)」を主宰。 昭和29年(1954年)、ホトトギス同人となる。 昭和47年(1972年)3月6日、句碑除幕。 |
三月六日 善通寺遍路句碑除幕 本坊 雲沈め日を又沈め春の水 遍路杖らしきもの浮き御影池 こゝに成るお遍路句碑や春浅き |
平成4年(1992年)10月28日、合田丁字路は85歳で死去。 |
風少しあり |
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梅の香を |
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運ぶほど |
弘法大師の御影(みえ)を安置した御堂で、大師の母君玉寄御前の御舘にて、この所で御誕生したのであります。 奥殿には大師御自筆の瞬目(めひき)大師の尊影を安置してあります。八十三代土御門天皇御拝覧の時この尊像がまばたきしたので、瞬目大師と勅号を賜わったものであります。 御堂地下は約100米の戒壇巡りになっており、大師の御誕生所へ参り大師と結縁する道場です。 |
弘法大師のお心を中心に、お互いが出生の本懐と人生の証を考え、これを反省し身につける為の研修道場であり、そして世の中を明るくすると言う意味をこめて「遍照閣」と命名しました。 正面ランマには仏の説法(法輪)を広げる仏家のしるし「輪宝」を遍照閣のシンボルとしました。 |
善通寺秋の夕に |
わかたつも |
大師若くてふみませる土 |