大正時代に建てられた擬洋風、木造の駅舎。JR琴平駅は、その北欧風の洒落た外観で、老若男女の人気を集めており、駅前の広場にずらりとならべられた古めかしい石燈籠と、駅舎の洗練された欧風の建物が不思議なコントラストをつくり出しています。 |
昭和10年(1930年)6月6日、北原白秋は琴平駅で土地の少女にサインを求められた。 |
薄暮に琴平の驛にて、また、土地の少女に發見され、サイン。たまらず自動車で逃げさしてもらふ。そして疲れに疲れた。夜、多度津の合田氏邸にておよばれした。 長かりし旅なりしかなたどたどとここの多度津にたどりつきぬ我は
『薄明消息』(南方旅行の話) |