兼六園から犀川へ。
昭和18年(1943年)11月17日、高浜虚子は芦原から金沢を訪れている。
十一月十七日。芦原出発、金津乗換、金沢に向ふ。金沢逍遥。
何も彼も皆紅葉せり潟山津
北国の時雨日和やそれが好き
犀川の畔は犀星のみち。
犀星のみちに高濱虚子と年男の句碑があった。
北國の時雨日和やそれが好き 虚子
秋深き犀川ほとり蝶とべり 年男
昭和46年(1971年)10月、あらうみ會建立。
十月二十四日 虚子年男句碑除幕 犀川畔鰐甚
川霧の或は句碑を包む日も
時雨るゝか否やは知らず加賀日和
「犀星のみち」だから、室生犀星の詩碑もあった。
あんずよ花着け
地ぞ早やに輝やけ
あんずよ花着け
あんずよ燃えよ
『抒情小曲集』「小景異情 その六」より。
大正7年(1918年)、『抒情小曲集』刊。
昭和39年(1964年)5月6日、除幕。
桜橋を渡る。
犀 川
長久寺へ。
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