2018年石 川

小丸山城址〜三代句碑〜
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七尾市馬出町に小丸山城址公園がある。

史蹟前田利家小丸山城址


 昭和24年(1949年)4月26日、高浜虚子は七尾公園を訪れ、七尾俳句会。

能登の畑打つ運命(さだめ)にや生れけん

      四月二十六日。能登、七尾に向ふ。柏翠、坤者同乘、七尾公園。七
      尾俳句会。和倉、加賀屋泊り。


   旅 吟

よき家に泊り重ねて朝桜

わが旅路こゝより能登や桃の花

冬は憂しといひし七尾の花に来し


櫓台跡に高浜年尾稲畑汀子の親子句碑があった。


冬は憂しといひし七尾の花に来し
   年尾

帰る気になかなかならず山車に従き
   汀子

『汀子第二句集』収録の句。

 昭和51年(1976年)5月、稲畑汀子は青柏祭の日に七尾を訪れたようである。

 昭和60年(1985年)4月、能登ホトトギス探勝句会第四百回記念に建立。

稲畑廣太郎の句碑


星の綺羅露を宿してをりにけり

平成22年(2010年)5月、能登ホトトギス探勝句会第七百回記念に建立。

稲畑廣太郎は稲畑汀子の息子、高浜虚子の曾孫にあたる。

三代句碑である。

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