虚空蔵堂〜芭蕉の句碑〜
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伊勢の朝熊（あさま）虚空蔵尊、会津の柳津虚空蔵尊とともに日本三大虚空蔵尊に数えられているそうだ。 大同２年（８０７年）、弘法大師が虚空蔵菩薩座像を刻み創建したとされる。 享保元年（１７１８年）９月２５日、千梅は村松虚空蔵のことを書いている。 |
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夕陽ちかくなれは村松の虚空蔵拝み残しぬ日本三虚空蔵の一体なりとかや |
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明治３３年（１９００年）、民家の火災から堂塔伽藍すべてが焼失。 |
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晴嵐の村松は、湊から北三里の海岸である。一帯の砂丘に、偉大な松林があつて、太神宮もある。日本三虚空蔵の一なる日高寺もある。この寺は常陸第一の大伽藍で、又常陸第一の流行仏で、門前に宿屋もある。阿漕沼といふ深い小湖もある。
「水戸の山水」（水戸の八景）
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明治１７年（１８８４年）１月１０日、山村暮鳥は群馬郡群馬町棟高に生まれる。 明治２２年（１８８９年）８月１日、室生犀星は小畠弥左衛門吉種とハルの子として生まれる。 大正１３年（１９２４年）１２月８日、暮鳥は４０歳で没。 昭和１２年（１９３７年）、詩碑建立計画。 昭和１４年（１９３９年）、水戸来ていた室生犀星に揮毫を依頼するが、戦争により建立は実現しなかった。 昭和３７年（１９６２年）３月２６日、犀星は７２歳で没。 昭和４７年（１９７２年）、犀星の書発見。 昭和５１年（１９７６年）、詩碑建立。 昭和５２年（１９７７年）４月１６日、除幕。参列者・冨士夫人・室生朝子・伊藤信吉。 |
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元禄２年（１６８９年）４月１６日（新暦６月３日）、芭蕉は黒羽の館代浄坊寺桃雪に野間まで馬で送られた。この時、馬方の求めに応じて詠んだ句である。 |
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明治４２年（１９０９年）、宮城県に生まれる。幼少期に茨城県平潟町（現北茨木市）に移る。 大正１５年（１９２６年）、「アララギ」に入会。斎藤茂吉に師事。 昭和４３年（１９６８年）１２月、四季を通じて常に濡れていて、愛好者に「濡石」と呼ばれ親しまれていた村松晴嵐碑に深く興味を持ち、詠んだ歌である。 |
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水戸八景とは水戸藩内の八つの景勝地で「仙湖暮雪」「青柳夜雨」（水戸市）、「山寺晩鐘」「太田落雁」（常陸太田市）、「岩船夕照」（大洗町）、「広浦秋月」（茨城町）「村松晴嵐」（東海村）、「水門帰帆」（那珂湊市）のことである。 天保４年（１８３３年）、水戸九代藩主徳川斉昭（烈公）が中国の瀟相八景になぞらい、藩内の子弟に自然鑑賞と健脚鍛錬とを図るため、設定されたものである。 烈公は、この村松の地を |
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と詠み「村松晴嵐」と命名された。 この碑石の題字は烈公自らの書であり、天保５年（１８３４年）に建てたものである。
東 海 村 東海村観光協会 |
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一月二日 十時十五分上野発 高 昌子 菊子 青嵐 すゑ 豊子 私と東海行 雨霽れて快晴となる 東海ホテル |
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お降に明けたることを文に書く |
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虚空蔵さんに初詣 |
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二日の日廻廊にあり詣で去る 旅先の虚空蔵尊に初詣 細やかな枯枝かむりて仰ぐ空 |
