歳時記園～碑巡り～

２０２１年～兵　庫～

歳時記園～碑巡り～

言とはぬ木すらあじさゐ諸弟（もろち）らが練りのむらとにあざむかえけり

『万葉集』（巻第四）

明石市朝霧１丁目に朝霧１丁目公園がある。

夏の歳時記園

紫陽花の八重咲くごとく弥つ代にを

　　　　　　いませわが背子見つゝ偲はむ

『万葉集』（巻第二十）収録、左大臣橘諸兄の歌である。

渋川市の小野池あじさい公園に歌碑がある。

『万葉集』で紫陽花が詠まれているのは、２首だけだそうだ。

明石市朝霧２丁目に朝霧２丁目公園がある。

秋の歳時記園

萩の花尾花葛花瞿麦の花

女郎花また藤袴朝貌の花

『万葉集』（巻第八）収録、山上憶良の歌である。

明石市大蔵谷に大蔵谷クスノキ公園がある。

冬の歳時記園

南渕の細川山に立つまゆみ

弓束まくまで人に知らえじ

『万葉集』（巻第七）収録の歌、作者未詳。

明石市大蔵谷奥に朝霧奥公園がある。

夏の歳時記園

たらちねの母が園なる桑すらに

願へば衣に着すといふものを

『万葉集』（巻第七）収録の歌、作者未詳。

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