この庭園は、姫路市制100周年を記念して建設されたものである。史跡地にふさわしい庭園とするため、発掘調査で確認された西御屋敷跡、武家屋敷跡、町筋等の地割をそのままいかし、築地塀の復元と合わせて屋敷門、長屋門等を配置して、歴史的イメージをわかせる庭園群を設けた。 東西の通りにより区分された北側の西御屋敷跡には二つの殿舎があり、渡り廊下、園池、滝、景石、築山等を配置した池泉回遊式庭園がある。 その西側の武家屋敷の区画内には裏千家の設計監修による茶室、茶庭と江戸期に親しまれた樹木、草花を育てる苗圃があります。 南側に連なる武家屋敷の区画内には、それぞれ特徴のある6つの小庭園を配置するとともに、これらの小庭園の一部を美しい流れで結び、四季を通じて楽しめる変化のある庭園としている。 なお、この庭園は京都大学中村一教授の設計監修したものである。 |