鷹栖町の丸山自然公園に山頭火「雪、雪、雪の一人」の句碑があるというので、行ってみた。
道道251号雨竜旭川線から円山自然道路に入ると、左手に丸山自然公園の入口があった。
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句碑の森には約180の句碑があるというが、今では訪れる人もないようだ。
支考の句碑が目に付いた。

野に死なば野を見て思へ草の花
出典は『越の名残』。
右手に分け入っていくと、芭蕉の句碑があった。

あらたうと青葉若葉の日の光
出典は『奥の細道』。
元禄2年(1689年)4月1日(新暦5月19日)、日光東照宮で詠まれた句。
日本最北端の芭蕉の句碑は余市町の出雲神社にあると思っていたが、この芭蕉の句碑が日本最北端ということになる。
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先に進むのもはばかられるので、戻る。
左に行くと、許六の句碑があった。

十団子も小粒になりぬ秋の風
出典は『韻塞』。
「宇津の山を過」と前書きがある。
この先に山頭火の句碑があるが、クマが出たら困るのでやめた。
延齢草が咲いていた。

句碑の森には杉風「唖蝉の鳴かぬ梢もあはれなり」の句碑があるようだ。
山頭火の句碑は見られなかったが、思いがけず芭蕉の句碑が見つかってよかった。
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