チキウ岬灯台は、大正9年(1920年)に点灯し、沖行く船や室蘭港に出入りする船の安全を願って、真っ白な姿で断崖絶壁の上に建っています。 この辺りは、クジラやイルカが回遊しているので、運が良ければ見ることができます。 |
六月二十日 洞爺湖畔より室蘭へ 昭和新山を見、地 球岬吟行 室蘭市文化センター四階 火の山に登る軽装蝦夷の夏 室蘭は丘陵の都市青葉燃え
『句日記』(第三巻) |
平成10年(1998年)11月1日、第50回灯台記念日の行事として「日本の灯台50選」に選ばれた。 |
地球岬語源の「ポロ・チケップ」(親である断崖)が、チケウエ〜チキウと転化し、「地球岬」という当て字が使われました。 地球岬は、昭和60年の「北海道の自然100選」(朝日新聞社)、昭和61年の「あなたが選ぶ北海道」(北海道郵政局)で、それぞれ第1位になりました。以来、沢山の観光客が訪れていますが、この展望台に立つ人たちに、地球の円さと自然の雄大さを実感させてくれます。 あなたのいま立っている広場(海抜147.5m)は地球の100万分の1の大きさ(直径12.8m)で、室蘭を中心にしたユ二ークな世界地図を描き、各大陸の主要都市名は、その国の母国語で記しています。 ここの海岸線は、100m前後の断崖絶壁が連なり、晴れた日には、対岸に駒ケ岳、遠くは恵山岬や下北半島をも望むことができます。 また、地球岬沖は、イルカ・鯨ウオッチングでも知られ、夏から秋にかけて、この展望台からもイルカの群れが見られることがあります。
贈 室蘭異業種交流会 室蘭原起会 (平成7年5月 設立5周年記念) |