俳 人

小簑菴支兀
indexにもどる

常保寺十一世住職雪洞玄岩。小簑菴。

瀑布山常保禅寺


 寛政10年(1798年)、五柏園丈水の八十歳賀集『千代みくさ』。瀑丘支兀序。

 寛政10年(1798年)夏、塩尻の沓掛信左衛門保章の家に滞在。

 寛政11年(1799年)、岩鼻の断崖下に去来の句碑を建立。小簑菴支兀筆。



岩ばなや爰にもひとり月の客

 寛政12年(1800年)、記念集『いははな集』(支兀編)刊。重厚序。

 文化7年(1810年)、五柏園丈水の三回忌追善句集『遠ほととぎす』刊。小簑菴冬瓜坊支兀序。麻山那謨菴主跋。

「芭蕉」の句碑を建立。

正風宗子
芭蕉靈祠



玉川の水におほれそおみなへし

文化8年(1811年)12月17日、73歳で寂。

常保寺には小簑菴支兀の句碑があったそうだが、今はない。

とりとめぬ遊び心や花くもり   こみの庵支兀

当山十一世雪洞老師 文化十四年午年十月立之

支兀の句


    武юツ梅

    小蓑菴連
名月や常ハまたるゝ渡舟    支兀


花野とハなりぬから堀一の木戸


養老の臺をやとのこたつかな


鶯の声よくなりて老ちかし


   アゝ其日にやあたりけむ

麦秋の寂しさしむる骨身哉


百人が百人寒し鼻の穴


俳 人に戻る