俳 人
佐原鞠塢
鞠塢 江戸新梅屋鋪 届処両国広小路かゝや吉右ヱ門 古人 |
宝暦12年(1762年)、仙台に生まれる。 天明年間(1781〜89)に江戸に出る。 日本橋住吉町(現:中央区日本橋人形町)に骨董店を開き、北野屋平兵衛と称する。 本所に隠居してから菊屋宇兵衛、略して菊宇と称した。亀田鵬斎の助言によって鞠塢と改める。 文化元年(1804年)頃に寺島村(現:東向島3)に「百花園」を開園。 |
文政9年(1826年)、『墨多川集』刊行。 天保2年(1831年)、70才で没。 |
眼を明て鹿もねぶるやけさの秋 花に酔てその日その日のいのち哉 雨二日夢もひまなし雁の行 時鳥かつみは花の恋しらす 川留の御(後)夜つめ引てほとゝぎす 時雨や裏に廻りし人の声 |