俳 人

方閑斎一堂
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今日庵森田元夢門人。一茶と同門である。

寛政11年(1799年)の頃から一茶と交流があったようだ。

九月六日
一関羽書入 松戸一堂よりとゞく


千葉県松戸市に本土寺がある。

本土寺本堂


本堂の手前に「翁の碑」がある。

「翁の碑」


文化元年(1804年)に行われた芭蕉忌を期して建立されたもの。

 台石には「東都今日庵門人小金原、藤風庵可長、松朧庵探翠、方閑斎一堂、避賢亭幾来、当山三十九世仙松斎一鄒、文化元十月建之」とあるそうだ。

 本土寺ではしばしば「翁会」と称する句会が催され、小林一茶も文化元年、文化2年、文化4年の「翁会」参加している。

文化9年(1812年)8月22日、一堂没。

9月27日、一茶は一堂の五七忌に参列している。

廿七 晴 馬橋ニ入 一堂卅五日法莚

『七番日記』(文化9年9月)

一堂の句

けふや今朝霜に野松の九十九髪


はるの月寝しづまりなる間(あひ)の村


垣並に此世の月も見たりけり


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