白根山と浅間山が一望できる上世立の高台にあるしだれ栗は、栗とは思えぬ奇態で、250余年の長い歴史を刻んできました。東西5m、南北7mに大きく広がり、その枝は地面につかんばかりに悠然と垂れさがっています。このような珍しい姿がなぜ生じたのか、その原因を明らかにすることはできませんが、突然変異によって生まれたものでしょう。群馬県内でも唯一のしだれ栗です。村人は、このしだれ栗は神々が山々に往来する折りにこの木陰で泊まったり休んだりした神の宿であると信じて大切に保護してきました。今でも、この木を切ると病気にかかるといわれ、村人はおそれと愛情を抱いて、大切にしています。
中之条町教育委員会 |
白根山と浅間山は一望できなかった。

大正11年(1922年)10月19日、若山牧水は花敷温泉に向かった。
若山牧水の歌碑があった。

わが急ぐ
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山より見れば
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むかつ山
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夕日にもゆる
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もみぢなりけり
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第14歌集『山桜の歌』に収録。
近くの路地に長塚節の歌碑がある。
六合村ふるさと活性化センター「よってがねぇ館」に立ち寄る。
六合の由来
六合村は、先史時代から人が住んでいたことが熊倉、広池及び各地の出土品から推定される。明治22年自治制施行に際し草津村と称した。同33年7月1日草津村を廃し入山村、生須村、小雨村、太子村、赤岩村、日影村の6大字を以て六合村と称し現在に至っている。六合をクニと呼称するのは「天地四方を以て国となす」の古事記の例から名付けられたと伝えられている。
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ここにも若山牧水の歌碑があった。
