2021年福 島

飯坂温泉〜松平定信〜
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福島交通飯坂線で飯坂温泉へ。

飯坂温泉駅の前に芭蕉像がある。


今日は青空の芭蕉像である。

松平定信と飯坂旅行

●上飯坂村が白河藩分領時代、寛政5年(1793年)、天明7年以来の老中を辞して白河にもどった松平定信は、寛政12年(1800年)8月18日、信達地方領地の巡視を兼ねて飯坂温泉を訪れました。8月16日に白河を発ち、18日早朝に二本松発ち信夫文知摺を見学し、夕方に大庄屋であった堀切善兵衛宅に到着しています。「夕つ方飯坂に着く。温泉あしからず。されども庭狭小にして居所もひろからず。」(退閑雑記飯坂紀行)と記し、数日間滞在しました。

●この間、摺上川で船遊びをしたり、70歳以上の老人70人を集め敬老の宴を開催したり、20日夜には文人墨客を集めて「茶の興をなし」(茶会)を開きました。また、医王寺を訪ねて佐藤継信、忠信の碑を拝み、「ふみ分て昔しをとへば夕時雨つゆけき苔に跡ぞ身へける」と詠みました。

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