柳川地方に古くより「山王さん」の名で親しまれている日吉神社は、伏見天皇の正応3年(1290年)に近江国坂本に鎮座の日吉神社の御分霊を現在地にお祀りしたのが始まりと伝えられ、山王宮又は山王大権現とも呼ばれています。 御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)で、地主の神として、古来より魔除、厄除の御神徳あり、万福招来、繁昌、満足を授けると言われています。 その後、数百年を経て、柳川城主蒲池治久公−立花宗茂公−田中吉政公、立花藩代々の城主の信仰厚く柳川城鬼門の守護神として、また郷土の總氏神として、藩民挙って崇敬し奉ったのであります。 社殿は元禄9年立花鑑虎公祈願成就によって再建され、当地方最古の建築と称されております。 その後、昭和50年鎮座700年を記念し、神殿、拝殿の一部を修復しましたが、 近年神殿の老化頓に進み、このたび、神殿銅板總葺替、諸社の大修復を行いました。 |
葭切や むかしながらの 總鎮守 |