2020年愛 媛

惣河内神社〜一畳庵〜
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東温市河之内甲の国道494号沿いに惣河内(そうこうち)神社がある。

   百日桜

 年中2回開花すしのる珍らしい冬桜の一種。秋より翌春にかけて咲き続き12月中旬が最も見頃である。百日桜の名は東洋城翁の名吟「春秋冬冬を百日桜かな」からとる。

   一畳庵

 漱石門下の松根東洋城の結庵の跡。翁は昭和25年夏より27年春までの間に再度来山し、延べ15ヶ月滞在した。社務所座敷の一畳庵に起居しつつ、地方の渋柿俳句人達を指導、自ら一畳庵主と称してゆうゆう自適の生活をし、その間壱百余句を残して去る。

参 道


参道の右手に東洋城の句碑があった。


山屏風春能火燵耳
    こも流可南

石 段


一畳庵を見下ろす。


扁 額


前庭の池


睡蓮が咲いていた。


東洋城の句碑


春秋冬冬を百日桜かな

佐伯巨星塔の句碑


一畳庵ひたき
   くるかと便りかな

昭和31年(1956年)5月、白猪・川内・勝山吟社建立。

佐伯巨星塔は惣河内神社の宮司。

一畳庵


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