この寺は、用明天皇の病気平癒を祈って聖徳太子が開創したといわれています。弘法大師が四国巡錫のとき、この寺の麓にさしかかったところ、1人旅の女の人が道の傍らで、難産で苦しんでいるのを見かけ、さっそく祈祷したところ、男の子を安産したので、大師が「安産、子育て、身代り、女人成仏」の4誓願と祈祷の秘法を寺に伝えたと伝えられています。 このため、本尊は大日如来ですが、脇仏の子安大師に信仰があつまっています。 |
南無観世音おん手したたる水の一すぢ |
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秋の夜の護摩のほのほの燃えさかるなり |
昭和14年(1939年)10月13日、山頭火は香園寺(こうおんじ)を早朝出発し、吉祥寺、前神寺の札所を巡り、武丈堤を訪れたそうだ。 |